人気観光スポット・楽しみ方がわかる！最初に読むべき鳥取旅行ガイド

本州の西側、日本海に面した東西に細長い「鳥取県」。
西日本を代表する名峰「大山」をはじめとする、中国山地の山々が南には連なる。
日本最大の砂丘「鳥取砂丘」もあり、風光明媚な観光スポットが多い。
いたるところに様々な温泉街も点在していたり、星の見えやすさが日本一だったりと、自然の恵みと癒しを存分に味わえる。
「二十世紀梨」「松葉ガニ」をはじめとする、農産物や新鮮な海の幸などのグルメも鳥取旅行の魅力の一つ。
さらに、「ゲゲゲの鬼太郎」の作者「水木しげる」、「名探偵コナン」の作者「青山剛昌」の出身地でもあるため、マンガの世界を味わえる施設もある。
「ゲゲゲの鬼太郎」や「名探偵コナン」のキャラクターや雰囲気を模したモニュメントや商店街もあるので、ファンなら楽しめること間違いなしだ。

鳥取は年間通して比較的温暖、夏は暑い。
冬は日本海側の地域の特徴である通り、積雪することが多い。
エリアによって差はあるが、梅雨から夏にかけても雨が降ることが多いので、年間の降水量は多めだ。

鳥取には２つの空港があり、「鳥取空港（鳥取砂丘コナン空港）」と「米子空港（米子鬼太郎空港）」と、どちらも鳥取出身の作者が描いた有名マンガの名前が愛称としてつけられている。
そのため、「東京」からは１時間強でどちらの空港にもアクセス可能。
「大阪」からは特急「スーパーはくと」に乗れば、2時間40分ほどで「鳥取駅」に行ける。
「米子鬼太郎空港」には国際線もあり、香港・韓国・中国から直接アクセスできる。

鳥取の空の玄関である「鳥取砂丘コナン空港」と「米子鬼太郎空港」から、鳥取旅行の拠点となる「鳥取駅」へのアクセス方法を紹介する。

鳥取県内は東西に移動する鉄道は通っているものの、電車で全てのスポットにアクセスするのは難しい。
幅広く柔軟に移動したい場合、もしくは中部エリアを中心に旅行する場合、レンタカーを利用した方が良い。
ただ、鳥取市内や米子市内は路線バスも充実しているので、市街地と限られた観光スポットだけ訪れるなら、公共の交通機関だけでも充分移動できる。

東西に長い鳥取は、東部・中部・西部の３つのエリアに分けられる。
エリアごとの特色を知っておけば、観光プランが立てやすくなるので、ここではそれぞれのエリアの魅力と人気のある観光スポットを紹介する。

鳥取旅行の計画を立てるうえで、何泊するのがベストか気になるだろう。
鳥取の定番観光スポットなら、１泊２日である程度回れる。
しかし、穴場や秘境も含め、たっぷり鳥取を満喫するなら２泊３日がお勧めだ。

ここでは鳥取の定番・人気観光スポットを巡る、１泊２日のモデルコースを紹介する。
定番の「鳥取砂丘」をはじめ、有名漫画の世界、歴史ある温泉旅館、鳥取グルメを満喫するプランになっている。
外せないスポットを厳選し、スポット間のアクセスについても具体的にご紹介。
初めての鳥取旅行なら、これから紹介するモデルコースを参考にしてほしい。

鳥取の魅力は自然景観や歴史、マンガだけではない。
豊かな食文化に育まれた、ご当地グルメも楽しむべきだ。
魅力的なご当地グルメの中でも、特にお勧めのグルメを紹介しよう。

春に鳥取を旅行するなら桜の名所も、旅行プランに加えてほしい。
春でしか見られない、美しくロマンチックな光景と出会えるはずだ。
桜の名所「鳥取城跡」では模擬天守や二ノ丸跡を、堀の周りに植えられた約240本のソメイヨシノが囲む日本らしい絶景が見られる。
ライトアップも行われ、桜の時期は屋台も出るので華やかな雰囲気に包まれる。
境港を見下ろす高台にある「境台場公園」は、240本の桜と復元された境港灯台の競演が印象的だ。
ぼんぼりにライトアップされたり、加茂川から遊覧船に乗って眺められたりする「湊山公園」の桜も風情があって美しい。
鳥取の例年の桜の開花日と満開日、見頃は以下の表の通りだが、その年の気候や気温、スポットによって開花日と満開日、見頃は前後する。
訪れる前に開花情報をチェックしておこう。

鳥取には、桜の名所だけでなく紅葉の名所も多い。
日本一危険な国宝「三徳山三佛寺投入堂」もそのひとつ。
切り立った断崖と色づいた木々の織りなす景色は迫力満点。縁側から眼下に広がる紅葉を眺めるのも一興だ。
「東の富士山、西の大山」と称されるほど、美しい稜線の「大山」では、頂付近の冠雪した山肌と山麓の「赤」「黄色」「オレンジ」に色づいた、美しい木々のコントラストを見られる。
「鱒返しの滝」の展望台から、紅葉の中に荒々しく水しぶきを上げ落ちていく滝が見られる「船上山」も外せない。
10月中旬〜11月下旬に紅葉の見頃を迎えるスポットが多いが、その年の気候や気温、スポットによって見頃は前後する。旅行の前に紅葉情報を調べておこう。

短期滞在のビザを取得した、海外からの旅行者向けに作られたフリーパス。
連続した４日間、エリア内のJR線が特急列車も普通列車も乗り放題。また、私鉄の智頭急行、ループ麒麟獅子バス、松江レイクラインバスも乗り放題になる。レンタサイクル「駅リンくん」も利用可能。
大人は5～6,000円程度で、子どもは2～3,000円。
それだけで鳥取県内はもちろん、隣の島根県、南の岡山県を自由に移動できる。
鳥取はもちろん、島根や岡山まで足を延ばそうと考えている人にはお勧めのフリーパスだ。
各ターミナル駅や旅行会社でも販売されているが、オンラインでも購入可能。

この記事では鳥取の魅力に見どころ、モデルコースや交通情報など、鳥取旅行に必要な情報を網羅的に紹介してきた。
記事を参考にすれば多岐に渡る鳥取の魅力を満喫できるだろう。
鳥取の観光スポットをもっと知りたい方は、併せてこの記事も読んでみてほしい。